こんにちは、きなこぬこです。
今回は五十嵐貴久先生のリカシリーズについてまとめていきます!
ここの記事にはネタバレを書かないようにしますが、各作品の記事に飛ぶとネタバレがあるので未読の方はご注意ください!
リカシリーズとは?
リカシリーズってどんな話?
このシリーズは、感情的でありながらも常に冷徹に行動することでどんな手段を使っても意中の相手を手に入れる憎悪と嫉妬そのものの恋愛モンスター:リカを中心として物語です。自分の目的を達成するためなら手段を選ばない彼女は、他人を貶め、時には操り、場合によっては躊躇なく殺害までする異常者でありながら、その高い知能で冷静に行動することで完全犯罪を繰り返す異常者です。物語の中心になるのはリカの存在ですが、各作品の主人公は毎回異なります。彼らはみなリカと何等かの縁を結んでしまい、物語が進むにつれて惨劇へと引きずりこまれていきます。かなりグロテスクな描写も多く、登場人物たちの多数が死亡するので刺激が強い作品ではありますが、スリリングな展開にページを捲る手が止まらなくなります!
ドラマ化・映画化されています!
1作目の「リカ」を原作として、2021年に雨宮リカ役:高岡早紀さん、本間隆雄役:大谷亮平さんでドラマ化されています!
さらにはドラマ版の続編として、2作目の「リターン」を原作として映画化されました!
引用元:映画『リカ 自称28歳の純愛モンスター』オフィシャルサイト
1作目の「リカ」は漫画化もされています!
作品紹介
1作目 「リカ」
あらすじ
妻子と共に、絵に描いたように幸せな暮らしを送る会社員の本間は、友人の誘いに乗ってほんの出来心から出会い系サイトを始めてみた。最初は半信半疑だったものの、想像以上に面白い出会い系サイトにのめり込んでいく。本間はサイト上で「リカ」と名乗る女性とやり取りをし、彼女に興味を抱き会ってみようとした。ところが、現れたのは恐ろしい風貌の異臭のする女性だった。何とか関係を断ち切ろうと試みる本間であったが、リカの常軌を逸する執着心や常人には到底理解できないほどの狂気に翻弄され、本間の日常は破壊されていく……
下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
2作目 「リターン」
あらすじ
高尾山で発見されたスーツケースに詰め込まれた手足のない死体は、10年前にリカにさらわれた本間隆雄だった。これをきっかけに、10年間手がかりがなかったリカの事件が動き始める。10年前の事件のせいで廃人になってしまった菅原を慕っていた、コールドケース捜査班の梅本直美も、友人の青木孝子と共にこの事件の捜査に参加する。なかなかリカの足取りが掴めない中、同じく捜査に加わっていた孝子の恋人である奥山が、彼の自宅で無残な姿となっているのを発見してしまう。奥山が使っていたパソコンと携帯には、彼がリカに接触した形跡が残っていた。
下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
3作目 「リバース」
あらすじ
田舎から上京してきた花村幸子は、住み込みの家政婦として雨宮家で働くことになる。ハンサムで開業医の父、優しく美しい母、そして天使のように愛らしい双子の娘、梨花と結花。絵に描いたような幸せな家族が暮らす豪邸での仕事に幸せを感じながら東京に少しずつ慣れていく幸子だったが、家の雰囲気に違和感を抱いていく。異常な程にわがままな姉の梨花、母のヒステリックな娘たちへの暴力、そして同じように雨宮家に雇われていた友人の失踪……雨宮家に潜む闇に気付いてしまった幸子は逃れることができるのか。
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
4作目 「リハーサル」
あらすじ
叔父が院長を務める地域密着型個人病院の花山病院で副院長となった若手医師の大矢昌史は、人手不足のため看護師を募集する。雨宮リカを婦長の強い反対を押し切って採用するが、ある時簡単な手術でミスをしてしまし、リカに促されてミスを隠蔽することになる。その後も異常に付き纏ってくるリカに恐怖を感じる大矢だったが、弱味を握られてしまったことで辞めさせることもできず苦悩する。そんな中、病院職員が凄惨な事故や事件に立て続けに巻き込まれていく。
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
5作目 「リメンバー」
あらすじ
バラバラ死体を遺棄しているところを逮捕されたフリーの記者の宮内静江は、20年前に起こった雨宮リカが本間を誘拐した事件を調べていた。宮内の精神鑑定を依頼された精神科医の立原は、心理感染をテーマに数名が参加するフィールドワークを実施する。リカのような言動を繰り返す宮内との面談では不測の事態が発生、さらには参加者たちが次々と不審な死を遂げる。現場にはリカに酷似した女の姿—―死んだはずのリカが事件に関わっているのか。リカの狂気が残した傷痕の圧倒される。
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
6作目 「リフレイン」
あらすじ
看護師になることを夢みて青美看護専門学校に入学した渡会日菜子は、同じクラスの本名ではなく雨宮リカと自称する生徒に出会う。容姿端麗、成績優秀、実習でも評価される彼女はそのカリスマ性も相まって一躍クラスの中心人物になるが、日菜子は何となく得体のしれない違和感を抱く。同級生の轢死、上級生の殺傷事件と不審な事件が相次ぐ中、リカがクラスメイトたちをまとめあげるほどに違和感が強くなっていく。そして、悲惨な未解決事件へと発展していく――
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
7作目 「リセット」
あらすじ
母親の親戚として引き取られた結花。自分を双子の姉であるリカと主張することを不思議に思いながらも、晃は升元家の一員として一つ屋根の下で生活することになった可憐な美少女に一目惚れする。なかなか家族や新しい高校生活に馴染めない中で自分とだけは会話をしてくれる結花に、晃は想いを募らせていく。しかし、担任教師と同級生女子が自殺するという事件が起きることで結花への疑念が芽生え始める。
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
シリーズを読む順番は?
刊行順はこちら!
1.「リカ」
2.「リターン」
3.「リバース」
4.「リハーサル」
5.「リメンバー」
6.「リフレイン」
7.「リセット」
リカシリーズでは刊行順=時系列順ではありません!
時系列順はこちら!
1.「リバース」(3作目)
2.「リセット」(7作目)
3.「リフレイン」(6作目)
4.「リハーサル」(4作目)
5.「リカ」(1作目)
6.「リターン」(2作目)
7.「リメンバー」(5作目)
1作目の「リカ」を基準点とすると、2作目「リターン」はリカの再来、5作目の「リメンバー」はリカが残した爪痕を描いた未来の物語になります。そして、3作目の「リバース」は幼少期~中学時代、7作目の「リセット」は高校時代、6作目の「リフレイン」は看護学生時代、4作目の「リハーサル」は看護師時代を描いた過去の物語になります。
リカシリーズは全て長編です。読む順番は、1作目の「リカ」でリカの恐怖を存分に満喫した後で他の作品を読むのが良いと思うので個人的には刊行順をオススメしますが、リカの成長を感じたい方は時系列順が良いかもしれません。読む順番を変えるとしても、まずは1作目の「リカ」を読むことをオススメします。
シリーズの続編はいつ発売?
現時点(2022.8.25時点)で続編の発売に関する発表はありませんが、最新作の7作目「リセット」のあとがきで作者の五十嵐先生が、時系列で言うと2作目の「リターン」の後で、復讐の物語を描くと今後について触れています!さらに、上記に加えてもう1作書くことを示唆しています!
リカ・クロニクルの今後の展開から目が離せませんね!
まとめ
いかがでしたか?今回はリカシリーズについてまとめさせていただきました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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