こんにちは、きなこぬこです。

今回は新川帆立先生の「先祖探偵」を読んだ感想についてまとめていきます。

あらすじ

幼い頃に母と生き別れて本当の自身の名前も分からない邑楽風子は、先祖を調査する先祖探偵を生業にすることで自身のルーツを知るための手がかりを探していた。存命であれば長寿として表彰される人物の捜索や、夏休みの課題として先祖に立派な人がいないかの調査、先祖の祟りによって奇行に走る少年を救うための儀式や国籍がなくて困っている男の手助け。様々な依頼を受ける中で、少しずつ自身のルーツのヒントを手に入れていく。

以下はネタバレを含みます。

感想

戸籍や記録を辿ることで過去に生きた先祖たちの姿を探す先祖探偵は初めて出会うタイプの探偵でした!それらを辿ることで現在進行形の事件への対処をしたり、過去の真実が分かったりするだけではなく、過去の先祖について知ることによって今を生きる人たちが元気をもらっている姿が印象的でした。

自身のルーツを探し続ける風子は過去に捕らわれた存在ではありますが、そんな彼女が過去を知ることで前に進もうと奮闘する姿を応援しながら読み進めました。人がこの世に存在する限り必ず遺伝的につながりのある両親は存在しますし、その両親が存在するためにはそれぞれの祖父母が存在し、祖父母が存在するためには……と脈々と受け継がれてきたものがなければ人間は存在できません。今現在孤独であったとしても、命のリレーを自身まで繋いできた先祖たちが必ず存在しているのです。自分という存在がたくさんの過去に生きた人々から受け継がれて出来上がった存在であり、どんなに孤独だと感じても必ずこの世界と繋がっていることを改めて考えさせられる物語でした!

個人的には風子が各地で食べる美味しいものの描写や下の階で喫茶店を営む戸田康平がいつも持ってきてくれる紅茶を嗜む場面がとても美味しそうで食欲が湧きました笑 なかなか旅行に行けていない昨今ですが、私もどこか遠くへ足を伸ばして、その土地のおいしいものを味わい尽くす旅行がしたいなぁと思います。ミステリーだけではなくグルメ小説としても素敵な作品だなと思いました!

まとめ

いかがでしたか?今回は新川帆立先生の「先祖探偵」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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