【「マスカレード・イブ」東野圭吾先生(ネタバレ注意)】「マスカレード・ホテル」に続く前日譚!あらすじ・感想をまとめてみた!

ミステリー(国内)

こんにちは、きなこぬこです。

今回は東野圭吾先生の「マスカレード・イブ」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。

今作はマスカレードシリーズ2作目ですね!

あらすじ

それぞれの仮面

山岸尚美が憧れのフロントクラークになって日が浅い頃、引退した人気野球選手のマネージャーとしてチェックインに現れた男は元彼の宮原隆司だった。仕事を終えて残業をしていた彼女の元に、宮原から助けを求める電話が入り指定された部屋を訪れる。そこで待っていた宮原から、不倫相手の女性が突然ヒステリックを起こして姿を消したため、探すのを手伝ってほしいと頼まれる。

ルーキー登場

捜査一課に配属されたばかりの新田浩介は、ランニング中に実業家の男性が殺害された事件の捜査に参加する。本宮とペアを組んで捜査を進める新田は、自身もランニングをして被害者の状況を再現することであることに気付く。

仮面と覆面

三連休の前日、フロントに立った山岸の元にオタク風の5人組の男が現れ、「タチバナサクラ」という女流作家の部屋を聞いてきた。うまく誤魔化した山岸だが、5人の男たちはロビー何時間も見張っている。チェックインのために現れた出版社の担当者に事情を話し、ホテル側からも情報共有をしながら対応することになるが、肝心の「タチバナサクラ」の実態は中年の男性だった。

マスカレード・イブ

大学の研究室で教授が殺害された事件で、京都に出張していた助教授の南原の事件日のアリバイがないため疑いの目を向ける新田。繰り返し取り調べを行って何とか南原から聞き出したのは、事件当日は人妻と大阪のホテルコルテシアで密会していたという内容だった。そのホテルはオープンしたばかりで、教育係として山岸が出張していた。

以下はネタバレを含みます。

感想

長編では見られない初々しい新田や山岸の姿が見られて面白いですね!警察の潜入捜査が行われていないホテルの普段の仕事の様子が見れて新鮮でした。私達が客としてホテルを訪れた時にはいつでも冷静に対応してくれているホテルマンたちも、様々なことを観察して、考えて、少しでも客が快適に過ごすことができるように心を砕いてくれているのを知ることができました。

「それぞれの仮面」では客が山岸の知り合いであり、新人で対応に困りながらも親身になって女性を探す山岸の姿が描かれていましたね。客の仮面の裏を知りながらも、それを知らないかのように振舞う……新人の頃から彼女が仕事に誇りを持って臨んでいたことが分かりました!

個人的には何重にも仮面を被って素顔がなかなか見えなかった「仮面と覆面」がお気に入りです!女流作家かと思いきやおじさん……かと思いきや女子高生というすごい展開でしたね!

まとめ

いかがでしたか?今回は東野圭吾先生の「マスカレード・イブ」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

マスカレードシリーズの他の作品はこちら!

3作目 「マスカレード・ナイト」

4作目 「マスカレード・ゲーム」

コメント

タイトルとURLをコピーしました