こんにちは、きなこぬこです。
今回は大山誠一郎先生の「アリバイ崩し承ります」を読んだ感想についてまとめていきます。
2019本格ミステリ・ベスト10で第1位、2019年版このミステリーがすごい!で15位にランクインしています!
2020年には美谷時乃役:浜辺美波さんでドラマ化されています!
コミカライズもされています!
あらすじ
商店街の中にある年季の入った店構えの美谷時計店。このお店では時計の販売、修理だけではなく、アリバイ崩しを請け負っていた。携わった事件のアリバイを崩すことができずに頭を抱えていた新米刑事は、「時計屋こそが、アリバイの問題をもっともよく扱える人物」と豪語する店主の美谷時乃に、自身が関わった事件のアリバイ崩しを依頼をする。
以下はネタバレを含みます。
感想
新米刑事が持ち込んだ事件の話を聞いて時計屋の店主である女性がアリバイを崩していく短編集です。物語同士にほとんど繋がりはありません。いわゆる安楽椅子探偵ものですね!
ひとつひとつの事件に対し読者も一緒に謎解きを楽しむことができる、本格ミステリーです。そしてタイトル通り、全てがアリバイの謎解きです。まるで問題集のような作品でした!登場人物やそれぞれの事件についての掘り下げはありませんが、純粋に謎解きを楽しみたい方にはとてもおすすめできます!
美谷時計店は古めかしくも懐かしいような雰囲気が感じられて、お店に入る場面になった途端に異世界に迷い込んだような気分になれます!アリバイ崩しの依頼を持ち込む場でありながら、どこか現実とは隔たられたファンタジーの世界のような空気感があり非日常を感じることができます。話を聞くだけでアリバイを崩すことができる女性店主の存在もまるで魔法使いのようで雰囲気に合っていますね!
まとめ
いかがでしたか?今回は大山誠一郎先生の「アリバイ崩し承ります」についてまとめさせていただきました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
コメント
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