【「マスカレード・ナイト」東野圭吾先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想・考察をまとめてみた!映画化作品!マスカレードシリーズ3作目!

ミステリー(国内)

こんにちは、きなこぬこです。

今回は東野圭吾先生の「マスカレード・ナイト」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。

新田浩介役:木村拓哉さん山岸尚美役:長澤まさみさんで、2021年映画化されています!


引用元:映画『マスカレード・ナイト』予告

シリーズ1作目の「マスカレード・ホテル」も、同じキャストで2019年映画化されています!


引用元:映画『マスカレード・ホテル』予告映像

あらすじ

都内で女性の死体が発見されたが、防犯カメラに犯人らしき人物は映っておらず捜査は迷走する。そこに、犯人がホテル・コルテシアのカウントダウン・パーティに参加すると書かれた密告状が届き、警視庁は再びホテルへの潜入捜査を開始し、新田浩介は再びフロントに立つこととなる。一方山岸尚美はコンシェルジュに転身し、お客様の要望に応えるために奮闘していた。カウントダウン・パーティの前から山岸の元に舞い込む困難な依頼や怪しいお客様が多くホテルに来る中、二人は華麗なパーティで起こる惨劇を防ぎ、犯人の仮面を暴くことができるのか!

以下はネタバレを含みます。

感想

やっぱり今作のポイントは仮面ですね!

文章で読んでいるからというのもありますが、全然犯人に気づくことができませんでした……悔しい!相変わらず無理難題を持ち込んでくるお客様方でしたが、山岸さんが見事に解決していく姿は素敵ですね!

個人的にはプロポーズの薔薇の道に対してスイートピーの道を作って断るなんて発送には驚きました!プロポーズを断るのはマイナスなイメージがありますが、それをロマンティックなものに変えてしまうなんて素敵だなと思いました!

また、前作からの新田刑事の成長も感じられましたね。前回は捜査に思うように参加させてもらえず拗ねているような様子がありましたが、今回はお目付け役の氏原がフロント業務をさせてくれませんでした。しかし、新田は拗ねることなく自分にできることを探して行動します。自分に与えられた立場でできることを考えて行動する彼の姿は前作より素敵にみえました!

考察

「怪しんで怪しんで、最期に疑問が解けた時、人は一切疑わなくなる」

これは犯人の森沢が取調室で新田に語った言葉です。今作の目くらましは、この言葉で全て表されているように思います。事件の全容はかなり複雑でしたね……最後に一気に解説されてもキャパオーバーでなかなか理解できませんでした笑

森沢が化けていた中根緑、牧村緑の物語もそうですが、貝塚由里と曽野万智子、その夫の動向も最初は怪しんでいましたが不倫していることが分かり、その後はあまり気にかけられませんでした。密告者の二人の女性は森沢を強請っていましたが一枚岩ではなく、曽根万智子が森沢に貝塚の殺害を依頼することで事態がややこしくなっていました笑

また、前回の事件の関係者である内山が登場することによりさらに状況が混乱しました笑

謎解きの鍵はどこにあったのでしょうか……?おそらく、森沢の行動から森沢が犯人であることを掴むのは難しいでしょう。

なので、読者が犯人を暴くためのキーは曽根一家にあったように思います。(後から考えればですが笑)

  • 不倫相手と親しくしゃべっている
    • さすがに友人との不倫に気づかない妻はなかなかいないかも
  • 息子がずっと部屋から出てこない(ほぼほぼ登場しない)
    • 息子のためを思っての旅行ではない
  • 旦那が大晦日の遅い時間に突然帰る
    • 大晦日に車にいたずらされていたからといってマンションの管理会社から連絡が来るのか?連絡してくるなら警察ではないか。

違和感を抱く可能性があるのは以上の3点でしょうか…?特に最後の旦那の帰宅は終盤ですが大きなヒントだった可能性があります。

とはいえ、ヒントに見せかけたものがたくさん散りばめられているため、これらにきちんと反応できるかといわれれば厳しいですね……笑

まとめ

いかがでしたか?今回は東野圭吾先生の「マスカレード・ナイト」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

マスカレードシリーズの他の作品はこちら!

4作目 「マスカレード・ゲーム」

コメント

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