こんにちは、きなこぬこです。
今回は西尾維新先生の「美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星」を読んだ感想についてまとめていきます。
2021年春にアニメ化されて知った作品なのですが、キラキラしていて毎週ワクワクする内容で、童心もとい少年心を忘れてしまっていた私もとても楽しくみていました!原作も読んでみたいと思って家の近くの本屋に向かったのですが見つからず、ネットで発注しました笑
引用元:YouTube
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あらすじ
私立指輪学園中等部の瞳島眉美は、10年前に一度だけ見た光輝く星を探し続けていた。しかし、それも今日、14歳の誕生日で終わりだ。星を見つけることができなければ、宇宙飛行士になる夢を誕生日に諦めることを両親と約束していた。そんな彼女はひょんなことから学校内の噂にある正体不明の団体「美少年探偵団」と知り合い、共に星を探すこととなる。果たして、彼女たちは星を探し出すことができるのか。個性豊かな美少年たちとの、心躍る物語。
以下はネタバレを含みます。
感想
煌びやかな美術室に集まる目も見張る様な個性的な美少年たち、星を見つけて宇宙飛行士になるというキラキラした夢、美しい瞳を持つ少女。全てがこの物語を彩る素敵な要素ではありますが、この物語の本質は追い続けた夢をあきらめることも美しいということなのではないかと感じました。
世の中には夢を叶えることこそが素晴らしいことであるような風潮がありますよね。もちろんその通りだとは思いますし、誰かが何かを得るために時間と努力をした結果として得たものが素晴らしいものでないはずがないでしょう。過程も大切かもしれませんが、結果はもっと大事だと思っています。
この作品の主人公である瞳島眉美は、10年間全身全霊で追い続けていた夢を自分から区切りをつけて諦めます。なかなか人間、10年願っていたことをすっぱり諦めることはできないのではないでしょうか。諦めるまでに紆余曲折あり、自身の良すぎる視力のこともあるとはいえ、かなり勇気がいることですよね。
夢を諦めた眉美のことを、リーダーは「美しい」と評しているんです。夢を叶えたのではなく諦めたことに対してですよ?ものすごく素敵じゃないですか?!「諦めなければ夢は叶う」と伝える作品は星の数程ありますが、夢を諦めたことを美しいと言い、何度でも夢を見ればいいと伝える作品なんてなかなかないのではないでしょうか。
中学生の頃になりたかったものは何だったかなと思いつつ、諦めることを肯定してくれること作品に心打たれました!
リーダーいわく、「自発的に」というところが重要みたいですけどね笑
「美少年」になった眉美の、個性豊かなメンバーたちとのこれからの活躍が楽しみですね!
まとめ
いかがでしたか?今回は西尾維新先生の「美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星」についてまとめさせていただきました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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