【「緑衣の美少年」西尾維新先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想をまとめてみた!美少年シリーズ8作目!

ミステリー(国内)

こんにちは、きなこぬこです。

今回は西尾維新先生の「緑衣の美少年」を読んだ感想についてまとめていきます。

今作は美少年シリーズ8作目ですね!

2021年春にアニメ化されており、AmazonのPrime videoならアニメが無料で全話視聴できます!(2021.7.14時点)


引用元:YouTube

引用元:YouTube

あらすじ

緑衣の美少年

学生たちの退廃を促すために暗躍する謎の組織、胎教委員会。その団体が主催する映画祭への参加を締め切り前日に決めた美少年探偵団は、大急ぎで映画を作成することになる。テーマは『裸の王様』、そして『馬鹿には見えない服』を表現することが課題である。眉美は諸事情により今回は不参加を余儀なくされる中、無事に期限内に映画を投稿することができるのか。

美少年盗賊団

美術のソーサクこと指輪創作が描いた眉美のヌードの絵画が、ひょんなことから美術館に飾られることになってしまう。眉美は自身の醜態が曝されることを防ぐため、美少年探偵団の仲間と共に美術館に潜入する。

以下はネタバレを含みます。

感想

結果的には眉美以外の5人それぞれが監督した作品を5本投稿することになったわけですが、どの作品も見事に課題をクリアしていましたね!眉美は胎教委員会の課題の裏にある、見えない服を視聴者に見せないことで視聴者をバカにするという構図に気が付きましたが、そのことを伝えるまでもなく、美少年探偵団の団員たちは受け取り手を決してバカにしたりしないお話を生み出していました。眉美はこれらの完璧に完成された作品を見て、自分がいなくても美少年探偵団は問題なく、むしろいない方がまともに活動できていることに気付いてしまいます。そして、美少年探偵団から一時的に距離を置くことで戻ってきた日常に平凡さを感じたり、元沃野禁止郎に美少年探偵団の他の団員が持っているような熱量を眉美が持っていないことを指摘されたことにより、美少年探偵団に所属することで目を背けていた自分の熱量のなさと向き合うことになってしまいます。ここでの熱量は本気度とでも言いましょうか。眉美自身も以前から薄々気付いていたものの、現在の自分が何かに対して本気で向き合うことできていないことから目を背けることが出来なくなってしまったのです。

今作の最後で眉美は自身のやりたいことを見つけたと団長に告げていましたが、彼女のやり遂げたいこととは一体何なのでしょうか?次作で明かされることを期待しています!

短編では探偵とは真逆の泥棒をしていますが、無事彼女の裸体が多くの人の目に触れることなく治まって良かったものの、天才児くんの家での肩身の狭さが垣間見えたような気がしました……

まとめ

いかがでしたか?今回は西尾維新先生の「緑衣の美少年」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

美少年シリーズの他の作品はこちら!

1作目 「美少年探偵団 きみだけに輝く暗黒星」

2作目 「ぺてん師と空気男と美少年」

3作目 「屋根裏と美少年」

4作目 「押絵と旅する美少年」

5作目 「パノラマ島美談」

6作目 「D坂の美少年」

7作目 「美少年椅子」

9作目 「美少年M」

10作目 「美少年蜥蜴【光編】」

11作目 「美少年蜥蜴【影編】」

コメント

タイトルとURLをコピーしました