こんにちは、きなこぬこです!
今回は2022年本屋大賞のランキングと各作品のあらすじを紹介していきます!
2022年本屋大賞は逢坂冬馬先生の「同志少女よ、敵を撃て」が見事受賞されました!
残念ながら大賞にはならなかった作品も面白くので、次に何を読むか迷っている方や本を読みたいけど何から読んだら良いのか分からない方はとりあえず大賞受賞作やノミネート作を読んでみても良いかもしれません!
引用元:全国の書店員が選ぶ「2022年本屋大賞」 逢坂冬馬さん「同志少女よ、敵を撃て」が受賞(2022年4月6日)
個人的な見解ですが、今年は少し重めのテーマの作品が多かったように感じましたが、ミステリーから歴史ものまで幅広いジャンルの作品がノミネートされていて楽しめました!
2022年本屋大賞ランキング
2022年本屋大賞のランキングは以下の通りです!
1位 『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬先生/早川書房
2位 『赤と青とエスキース』青山美智子先生/PHP研究所
3位 『スモールワールズ』一穂ミチ先生/講談社
4位 『正欲』朝井リョウ先生/新潮社
5位 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成先生/KADOKAWA
6位 『夜が明ける』西加奈子先生/新潮社
7位 『残月記』小田雅久仁先生/
8位 『硝子の塔の殺人』知念実希人先生/実業之日本社
9位 『黒牢城』米澤穂信先生/KADOKAWA
10位 『星を掬う』町田そのこ先生/中央公論新社
各作品の紹介
1位 『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬先生
第11回アガサ・クリスティー賞大賞も受賞しています!
あらすじ
ロシアの小さな村で母と共に猟師として暮らすセラフィマ。ある日猟に出て村へ戻ると、戦争中のドイツ軍が村を占領して村人たちを惨殺しようとしていた。彼らを助けるために猟銃を撃とうとした母を目の前で殺され、ドイツ軍の男たちに襲われそうになったセラフィマだったが、間一髪のところでロシアの赤軍がやってきて助かる。目の前で全てを奪われて絶望していたセラフィマの前に女性兵士のイリーナが現れ、思い出の詰まった家に火を放たれる。怒りに染まったセラフィマは、「戦うのか、死ぬのか」と問うイリーナを殺すことを心に決め、復讐を果たすためにイリーナが教官を務める狙撃兵養成所に入り、仲間たちと共に成長していく。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/02/03/doushisyojo-yo-teki-wo-ute/”]2位 『赤と青とエスキース』青山美智子先生
あらすじ
自分を変えるために交換留学でオーストラリアにやってきたレイ。しかし、なかなか変わることができず、友達もできないまま思い描いた生活とはかけ離れた生活を送っていた。そんなある日、バイト先の先輩であるユリさんに誘われて参加したバーベキューでブーと出会い、レイが日本に帰るまでという期限付きで付き合い始める。レイの帰国が近づいてきたある日、ブーの友人である画家のジャック・ジャクソンに絵のモデルを依頼される。時代を超え、様々な人たちの姿を一枚の絵が見つめていく。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/01/03/aka-to-ao-to-esquis/”]3位 『スモールワールズ』一穂ミチ先生
第165回直木賞にもノミネートされていました!
今作に収録されている短編のひとつである「愛を適量」は、YouTubeでPVが公開されていますよ!
引用元:一穂ミチ直木賞候補作『スモールワールズ』PV公開! YouTube
あらすじ
ネオンテトラ
妊娠できず悩む美和は、いつか生まれてくるはずの子どものために準備している部屋でネオンテトラを飼っていた。ある日、姪の有紗の同級生で父親から暴力を受けて家に帰りづらく感じている男子中学生の蓮沼笙一と出会い、週に何度かコンビニで話をする仲になる。
魔王の帰還
転校したばかりで学校に馴染めずにいた鉄二の実家に結婚して家を出た姉が突然戻ってきた。姉と町を歩いている時に駄菓子屋で店番をしていた同級生の住谷菜々子と会い、姉の思いつきにより三人で金魚すくい選手権に出場することになる。
ピクニック
夫を早くに亡くした希和子は、娘の瑛里子と共に仲睦まじく暮らしていた。結婚した瑛里子は未希を出産するが、想像以上の育児の大変さによって精神的に追い詰められていく。未希が成長するにつれて育児は落ち着き瑛里子が精神的に安定してきた頃、希和子に未希を預けて単身赴任している夫に会いに行く。しかし、希和子がみていたはずの未希が突然死してしまう。
花うた
兄を衝動的に殺された新藤深雪は、お世話になっている弁護士の薦めで兄を殺して刑務所にいる向井秋生と文通を始める。”殺人犯”ではなく1人の人間である”向井秋生”と時間をかけてやり取りをしていく中で、2人の関係が少しずつ変化していく。
愛を適量
高校教師の慎悟が家は、自宅玄関の前で「娘」だった「息子」の佳澄と15年ぶりに再会し、海外で手術をするまでの間居候をさせて欲しいと言われる。奇妙な共同生活を始めた慎悟は、佳澄の影響で徐々に生活が変化していく。
式日
高校時代の後輩から1年ぶりに連絡があり、後輩の父が亡くなったため葬式への出席を依頼される。後輩との出会いやこれまでの会話を思い返しながら待ち合わせ場所へと向かう。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/02/16/small-worlds/”]4位 『正欲』朝井リョウ先生
今作は第34回柴田錬三郎賞受賞作、キノベス!2022第2位です。
あらすじ
元号の変わり目、新しい時代。世間では性的マイノリティに焦点を当てたドラマがヒットし、多様性が重視されている。子供が不登校になって頭を抱える検事、寝具店で働く女性、男性に対して恐怖心を抱く大学生……様々な立場の人の視点から、変わる時代とそこに生きる人々の内面を描き出す。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/03/13/seiyoku/”]5位 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成先生
2022年このミステリーがすごい!8位、2022年本格ミステリ・ベスト10 4位、2021年週刊文集ミステリーベスト10 6位、2022年ミステリが読みたい!8位にランクインしています!
あらすじ
急成長しているIT企業「スプラリンクス」の最終選考に残った6人の就活生たち。最終選考として6人がチームとなってディスカッションをすることを求められたため、6人で集まって面接の対策をしながらお互いの仲を深めていった。しかし、本番の直前に課題が変更されてしまう。その課題は、6人の中で話し合って1人の内定者を決めることだった。仲間だったはずが敵になってしまった彼ら。戸惑いながら当日を迎えるが、議論の最中にそれぞれに宛てた封筒を発見してしまう。その中には6人が隠していた裏の顔について書かれた告発文が入っていた。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/02/04/rokunin-no-usotsuki-na-daigakusei/”]6位 『夜が明ける』西加奈子先生/新潮社
あらすじ
フィンランドの映画俳優マケライネンに似ているアキと出会った主人公は、高校卒業前に父親を亡くし、経済的に辛い状況に陥るも自身を奮い立たせながら日々を生きる。一方のアキも幼少期から母親からの虐待を受け貧困に苦しみながらも、マケライネンと同じように俳優になるために劇団に入る。懸命に生きようとする2人の男を取り巻く闇を赤裸々に暴きながら、彼らの友情を描き出す。
7位 『残月記』小田雅久仁先生
あらすじ
引用元:株式会社双葉社 残月記近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。足を踏み入れたら最後、イメージの渦に吞み込まれ、もう現実には戻れない――。最も新刊が待たれた作家、飛躍の一作!
8位 『硝子の塔の殺人』知念実希人先生
あらすじ
医師の一条遊馬は、雇い主である神津島太郎を殺害する決意を固めていた。その日、神津島は重大発表をすると言って刑事や占い師、推理作家、編集者、そして名探偵を自宅に招いていた。計画通り神津島を殺害し、罪の意識に押しつぶされそうになていた一条。そんな中、意図していなかった形で雪山でのクローズドサークルが成立してしまった上に第二の殺人が起こってしまう。心当たりのない一条は戸惑うが、名探偵である碧月夜の助手となって捜査に協力することで、いち早く第二の事件の犯人を見つけ出して自身の罪をなすりつけようと目論む。しかし、一条の思惑に反して事態は意外な方向へと動いていく――
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2021/08/21/galasu-no-tou-no-satsujin/”]9位 『黒牢城』米澤穂信先生/KADOKAWA
第166回直木賞の受賞作!さらに、2022年このミステリーがすごい!1位、2022年ミステリが読みたい!1位、2022年本格ミステリ・ベスト1位、週刊文集ミステリーベスト1位の4冠を達成しています!
あらすじ
天正六年、織田信長の臣下だった荒木摂津守村重が謀反し、伊丹の有岡城で戦に向けた準備を進めていた。有岡城の堅牢さに絶対の自身を持った村重の元に、黒田官兵衛が織田の使者として翻意を説得するために現れる。村重はそれを聞き入れることなく一般的な武門に反して、自身を殺すよう訴える官兵衛を城の土牢へと閉じ込めた。長く籠城を続ける村重は、難題にぶつかった時には土牢を訪れ、官兵衛に謎を解かせることで織田との戦を続けていたが……
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2021/12/15/kokuroujo/”]10位 『星を掬う』町田そのこ先生
町田そのこ先生の「52ヘルツのクジラたち」は2021年本屋大賞を受賞していますね!
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2021/05/20/52hz-no-kujira-tachi/”]あらすじ
元夫の弥一から暴力を受けて金を巻き上げられ、自分を不幸だと思い自殺まで考えている千鶴。生活に困窮した千鶴は、22年前に自分を捨てて消えた母親と共に過ごした楽しい夏の思い出をラジオに投稿し、それをきっかけに母親と再会する。あの夏の真意を問いただそうと考えていた千鶴だったが、若年性認知症を発症した母は少しずつ記憶が失われていく。元夫から母と共同生活を送る恵真と彩子と共に暮らし始めた千鶴は、母との距離感を測りながら自分の人生を見つめ直していく。
以下の記事はネタバレを含みます。
[nlink url=”https://kinakonuko.com/2022/03/02/hoshi-wo-suku/”]まとめ
いかがでしたか?今回は2022年本屋大賞のランキングと各ノミネート作のあらすじについてまとめてみました!
毎年素敵な本たちとの出会いをくれるこの祭典を、読書好きな人間の1人として毎年心待ちにしています!来年はどんな作品と出会えるでしょうか?今から楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
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