【「地獄くらやみ花もなき」路生よる先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想・考察をまとめてみた!ダメニートを飼う美少年は地獄代行?!作中の花から世界観を深める!地獄くらやみ花もなきシリーズ1作目!

こんにちは、きなこぬこです。今回は路生よる先生の「地獄くらやみ花もなき」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。

引用元:Youtube

今作は地獄くらやみ花もなきシリーズ1作目ですね!第3回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞しています!

藤堂流風先生によってコミカライズも連載中です!

1巻(青坊主~鵺収録)

2巻(鵺~以津真天収録)

あらすじ

ネットカフェを渡り歩くニートの遠野青児は、怪しげな洋館に迷い込み、白い牡丹が描かれた着物を身に纏った美少年・西條皓と出会う。地獄代行として罪人を地獄に落とす皓は、罪を犯した人間が妖怪に見える青児に助手になることを提案する。脅迫メールを受けるが何故か怖がる素振りを見せない幸せそうな女性に、義姉の死から鵺による呪いに怯える一家—―彼らが隠している真相を暴き、代行業を無事に行うことができるのか。

以下はネタバレを含みます。

感想

優雅でミステリアスな皓とクズで不器用な青児の二人の関係がとても面白い作品でした!さらに、館を訪れた人たちが隠している罪を暴く過程がミステリーとして面白く、青児の目の能力で犯した罪に関係した妖怪がヒントになるという展開はかなり好みでした!

今後の青児と皓の二人の関係、そして地獄代行を巡る先代から続く戦いの行方が気になりますね!

今作では二人の幸せを求める対照的な女性が登場しています。青坊主の沙月鵺の清白です。

沙月は一見すると幸せでありながらも、常に幸せを追い求めて現状に不満足でした。高給取りの夫と結婚して経済的余裕もあり悠々自適な生活……かと思いきや、他人に幸せであると評価されたいという承認欲求が異常に強く、妊娠している妄想までしています。客観的に見たら幸せそうに見えた沙月でしたが、自分にとっての幸せが何であるのか分からずに幸せの価値を他人からの評価に委ねてしまったことで苦しみ、地獄のような日々を送っていました。

一方清白は齢16で身売り同然の状況で嫁ぎます。夫は障害によって気分の浮き沈みが激しく暴力を奮われ、最終的には夫の家族の手にかかって死亡してしまいます。しかし、夫の暁希人のことを心から愛し、過去に命を救ってもらった恩を返そうと努めていました。客観的に見て清白の境遇は決して幸せそうであるようには見えませんが、彼女にとっての幸せは愛する夫である暁希人のために尽くし、傍にいることでした。

沙月と清白の違いは、自分にとって何が幸せであるのかを決めることが出来ていたのか否かだと思います。地獄極楽は心にありと言いますが、まさにそれを体現している対照的二人だと思いました。外野である他人からは不幸に見えたとしても、本人が幸せなら良いのかもしれませんね。

考察

作中に登場する花の花言葉

樒の花言葉

樒の花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」です。罪人を誘き寄せる館の入り口に樒の木が立っていることから、誘蛾灯にような意味があるのかもしれません。また、その実に強い毒があることから猛毒の花言葉がついており、館に誘い込んだ罪人の罪を暴いて地獄に落とす地獄代行業が誘い込まれた罪人からしたら猛毒であることを表しているのかもしれませんね!

さらには樒の花言葉には「援助」もあり、ペットのように青児を飼いならしながら生活面での面倒を見ている皓の存在にピッタリですね!

牡丹の花言葉

牡丹の花言葉は「王者の風格」「高貴」です。妖怪たちの親玉の跡取り息子であり、立ち振る舞いも優雅な皓にピッタリなお花ですね!

まとめ

いかがでしたか?今回は路生よる先生の「地獄くらやみ花もなき」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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