こんにちは、きなこぬこです。
今回は今村昌弘先生の剣崎比留子シリーズについてまとめていきます!
ここの記事にはネタバレを書かないようにしますが、各作品の記事に飛ぶとネタバレがあるので未読の方はご注意ください!
剣崎比留子シリーズとは?
美少女名探偵、剣崎比留子が数々の事件の解決していくシリーズです!
このシリーズの特徴は、今までなかったような特殊で斬新なクローズド・サークルと、本格ミステリーが見事に融合していること!特に一作目のクローズド・サークルの「原因」には、度肝を抜かれること間違いなしです。
特殊な状況下でありながら推理自体は非常に論理的なのです一見矛盾しているように思えますが、どちらもきちんと共存している構成には毎度驚いてしまいます。また、犯人の動機や登場人物たちのバックグラウンドも非常に詳細に描かれていて面白いです。主人公たちが成長していく姿も必見です!
主要登場人物紹介
剣崎比留子
神紅大学文学部。数々の難事件を解決してきた探偵少女だが、実は事件を引き寄せてしまう変わった体質の持ち主。
葉村譲
神紅大学経済学部。 剣崎の1学年下。ミステリ愛好会会員で、ミステリーをこよなく愛する青年。
作品紹介
1作目 「屍人荘の殺人」
神紅大学ミステリ愛好会会員である葉村譲は、会長で自称「神紅のホームズ」明智恭介と、探偵少女として有名な剣崎比留子と共に、娑可安湖周辺で行われる映研の夏合宿に参加する。実は去年の合宿後に参加者の一人が自殺しており、今年はそのことを示唆したような脅迫状が届いていた。そんな中、誰も予想できないような驚くべき出来事が起こり、宿泊先の紫湛荘から出られなくなってしまう。異常な状況の中、参加者の一人が密室で殺害されたことを皮切りに、連続殺人事件が起こる。参加者たちは特殊なクローズド・サークルから無事脱出することができるのか。
今作は第27回鮎川哲也賞を受賞しています!さらに、2018年のこのミステリーがすごい、週刊文集ミステリーベスト10、本格ミステリ・ベスト10でそれぞれ第1位に加え、第18回本格ミステリ大賞を受賞し、国内ミステリーランキングで4冠を達成しています!
文庫本
単行本
「屍人荘の殺人」は2019年12月に葉村譲役:神木隆之介さん、剣崎比留子役:浜辺美波さん、明智恭介役:中村倫也さんで映画化されていましたね!
漫画化もされていますね!
2作目 「魔眼の匣の殺人」
羽村と剣崎は、以前巻き込まれた集団感染テロ事件の黒幕である班目機関を追っていた。ある日、オカルト・ミステリー関連の記事を扱う月間アトランティスに、感染テロ事件の予言とM機関の言葉が書かれた記事が載っていることを見つけた。記事に書かれたM機関の研究機関があると予想される好見へと向かった二人は、不思議な高校生十色と茎沢や元住人の朱鷺野、獅々田親子とツーリング中の王子、そして月間アトランティスの記者臼井と出会い、魔眼の匣と呼ばれる建物に辿り着く。しかし、翌日からの2日間で好見で男二人女二人が死ぬと予言されていて……
単行本
下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
3作目 「兇人邸の殺人」
班目機関を追う葉村と剣崎の元に、以前班目機関に出資していた企業の人間である成島が接触してきた。彼によると、廃墟のような雰囲気をウリにしているテーマパークの中にある館に、班目機関の情報を持つ人物がいるという。成島の雇った傭兵たちと共に館に潜入する葉村たちだったが、予想外の出来事が起こり閉じ込められてしまう。果たして彼らは異形の魔の手から逃れ、朝を迎えることができるのか。
単行本
以下の記事はネタバレを含んでいるので注意!
シリーズを読む順番は?
シリーズの順番は上記でそれぞれ紹介した順番、刊行順が一番良いかと思います!
読む順番はこちら!(刊行順)
1.「屍人荘の殺人」
2.「魔眼の匣の殺人」
3.「兇人邸の殺人」
前作の内容に触れられていたり、比留子さんと葉村の関係が変化していったりするため、刊行順で読むのがオススメかと思います!
とはいえ、特に気にしないのであれば読みたいものから読んでも問題ないと思いますよ!
まとめ
いかがでしたか?今回は今村昌弘先生の剣崎比留子シリーズについてまとめさせていただきました。
完結していませんので、今後の彼らの活躍が楽しみですね!一緒に応援していきましょうね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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