【「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想をまとめてみた!ラングドンシリーズ2作目!

ミステリー(海外)

こんにちは、きなこぬこです。

今回は今更ながら読んでみたダン・ブラウン先生の「ダ・ヴィンチ・コード」についての感想をまとめてみました!

今回は専門知識が深く関わっていること、さらに本書によるキリスト教に関連した考察内容が非常に深く難解であるため、下手に考察をするのはやめておこうと思います。

(無知をさらしてしまいますので…)

以前パリに行ったことがあるので、本書に登場する名所を記憶をたぐりながら楽しんで読むことができました!このシリーズを読んでいるとまた行きたくなりますね!

シリーズ1作目の「天使と悪魔」を昨年読んだのですが、今作も同じく専門知識のオンパレードでした笑

今作もキリスト教と秘密結社に深く関連した内容になっています。

知らないことばかりで少し難しかったですが…陰謀論や美術史(中野京子先生の本も好きです笑)大好きな私にとっては世界観に引き込まれてどんどん読み進めることができました!

モナリザのお顔が三つ並ぶとなんだかドギマギしますね笑

あらすじ

講演会のためにパリを訪れていた象徴学者であるラングドンは、館長のソニエールが殺害された事件の解決に協力を求められ、ルーブル美術館を訪れる。ソニエールの死体はダ・ヴィンチの有名な素描である『ウィトルウィウス的人体図』になぞらえてあり、その横には自身の血を用いて奇妙なダイイングメッセージを残していた。

そこに、ソニエールの孫娘で暗号解読館のソフィーが駆けつけ、ラングドンは捜査協力のためではなく容疑者としてルーブル美術館に招かれたことを知らされる。

2人は警察の追手から逃げ切り、ソニエールの残したメッセージを解読することができるのか。

導入は表題となっているダ・ヴィンチの作品からになるのですが、そこからキリスト教の闇やシオン修道会の存在が明らかになっていきます。

以下はネタバレを含みます。

感想

個人的には聖杯といえばfateシリーズを連想してしまいます笑

fateシリーズでは願望機として登場し、聖杯を巡って7騎の英霊が戦う聖杯戦争を行い、勝者の願いが叶えられます。

今作は、キリスト教における聖杯について詳しい説明があり、杯ではなくマグダラのマリアの胎のことを指すという解釈が描かれていたのは衝撃でした。

聖杯探索の歴史についての知識も浅いので、少し勉強していきたいなと思いました。

また、キリスト教は日本人であり無宗教である私にとってはあまり馴染みのない話ではありましたが、身近でないからこそキリスト教の方にとっては読みづらいであろう部分もすんなり読み進めることができました。

定説からかなり外れているため、信仰されている方にとっては少し受け入れにくい内容も含まれているのではないかと思います。

前作の「天使と悪魔」でも思いましたが、キリスト教の教会は、掘り下げていくと、残虐な歴史が多く登場します。

それらはキリスト教を布教し存続させるために、先人たちが命を削ってきた歴史であり、悪であると決めることはできません(歴史は常になんらかの勢力抗争があり、敗れたものは淘汰されていくものであると思うので)。それに抗うために古くから続く秘密結社の存在は、現在でも私たちの興味を惹きつけてやみませんね。

それらの多くは存在の真偽すら不明であり実態も掴めないことが多いですが、それでも研究が続いており多くの人が惹かれ続けているのには、隠れているものを暴きたいという私たちの潜在意識によるものなのでしょうか笑

そんな探求心を満たしてくれるのがこのシリーズですよね!


本書では実際の土地や美術品が作中に多く登場します。

美術を読み解くことには多くの知識と洞察力が必要ですが、本書のように色々と考えるのは非常におもしろいなと思います。

美術館に行く際はいつも必ず音声ガイドを借りて解説を聞きながら楽しむのですが、絵を視覚的に楽しむだけでなく、絵の背景にあるその時代の雰囲気や思想、画家からのメッセージを考察すると、より美術鑑賞を楽しめるのでしょう。

文章を読むのとはまた違ったおもしろさがありますね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はダン・ブラウン先生の「ダ・ヴィンチ・コード」についてまとめてみました。

余談になりますが、ラングドンはこれからもシリーズが進むごとに各国に愛人が増えていくのでしょうか…?笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ラングドンシリーズの他の作品はこちら!

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