こんにちは、きなこぬこです。今回は路生よる先生の「地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。
今作は地獄くらやみ花もなきシリーズ2作目ですね!1作目は第3回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞しています!
藤堂流風先生によってコミカライズも連載中です!
3~5巻
あらすじ
地獄代行業を営む皓の元に、殺人を予告した手紙が届いたため、青児と共にいわくつきの孤島を訪れる。そこでは妻が死亡した事件をきっかけに人との交流を断った人形作家の綾辻幸次とその娘・璃子が暮らしていた。島に嵐が近づく中、綾辻家の親戚や皓の宿敵である棘、そして皓の弟を名乗る少年・緋が館に集まってくる。事件を警戒していた皓と青児だったが、璃子の首が発見されて予告通りとなってしまう。
以下はネタバレを含みます。
感想
今作はクローズド・サークルでのホラー色の強いミステリーでしたね!鏡だと思っていたものが実は左右対称の部屋の入口だったことには驚きました!直前に生きていることを確認したはずの璃子がわずか数分で首だけになって死んでいたトリックも予想外で面白かったです。
皓の弟を名乗る緋が登場して場をかき乱しましたが、最終的には彼の正体も明らかになります。緋は既に死亡している皓の兄であり、死者を復活させる秘術で甦らせられて記憶を改竄されいました。皓自身が手を汚してはいないものの、皓も棘と同様に兄弟間での後継者争いがあったことが明かされましたね……
そして、棘が殺したはずの兄・荊が最後に登場しましたね!、今作の食事のシーンでの会話からも、棘は荊を自らの手で殺害したと話していますが、それ以前に霜邑にコンタクトを取って事件に介入していたとは……事前に事件の種を蒔いていたようにしか見えませんね……
さらにはもうすぐ死ぬ予定であると話していることから、棘に自分を殺させる前提で行動し、生き返る予定の様子です。今後緋と同じように甦って登場する可能性が非常に高いですね!さらには、今回の事件以外にも事前に種を蒔いている事件がありそうです。しかし、生き返るには生者の協力が必要です。その人物が今後黒幕として登場するのでしょうか?緋を蘇らせたのもその人物の可能性が高そうですよね。
今作では多くの謎が残っているので、続きがとても楽しみです!
まとめ
いかがでしたか?今回は路生よる先生の「地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島」についてまとめさせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
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