こんにちは、きなこぬこです。

今回は五十嵐貴久先生の「マーダーハウス」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。

あらすじ

春から大学生になった理佐は、家賃を抑えるために鎌倉の家賃が破格で豪華なシェアハウスのサニーハウスに入居し、優しい同居人たちと楽しく新生活を始める。しかし、同居人が1人、また1人と死亡したり失踪して姿を消していく。一体このシェアハウスでは何が起こっているのか。

以下はネタバレを含みます。

感想

シェアハウスって確かに恋愛ドキュメンタリーの若い男女が楽しく暮らしているというイメージがありますが、赤の他人同士で一つ屋根の下で暮らすというのは、他の同居人に気を遣う必要があったり、ルールを決めても守ってくれない人がいたりと、作中で描かれているように結構大変なのかもしれませんね。

人間関係に関するトラブルが多く描かれていたように感じたので、人間関係の縺れが連続殺人の理由かと思っていましたが、想像以上に個人的な理由でしたね!確かに数名で共同生活を営むというのはあまりみかけない特殊なコミュニティですし、ヨーコが求めていた人との繋がりを密接に感じられるものかもしれませんね。

ヨーコの話からすると、幼い頃から両親、兄、妹と共に幸せな生活を送っていたことが分かります。しかし、彼女のちょっとした行動がその幸せな家庭を崩壊させてしまいました。自分をずっと責めながら生きてきたのかもしれません。ヨーコはきっと、自分が壊してしまった家族を自分の手でもう一度再構築したかったのかもしれませんね。そう考えると、過去に囚われ続けている彼女はとても憐れな人です。

ラストでは家族を求めてシェアハウスに人を招いていますし、これからも家族の代わりになる人間を探し求めるのでしょう。しかし、当たり前のことですが完全にヨーコの家族の代わりになる存在なんていません。これからもサニーハウスでは惨劇が繰り返されるのかもしれませんね……

まとめ

いかがでしたか?今回は五十嵐貴久先生の「マーダーハウス」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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