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【「another」綾辻行人先生(ネタバレ注意)】あらすじ・感想・考察をまとめてみた!anotherシリーズ1作目!

こんにちは、きなこぬこです。

今回は綾辻行人先生の「another」を読んだ感想・考察についてまとめていきます。

シリーズの新作刊行で話題の「another」。私はアニメでは見ていたのですが、原作は読んだことありませんでした。

ずっと気になっていたもののタイミングを逃し続け、満を持して手に取ってみました!

また、綾辻先生も初チャレンジだったので、結末は知っていたもののとてもワクワクしながら読み始めました!

あらすじ

夜見山北中学の三年三組には26年前からある呪いがかかっていた。その呪いが”ない”年とするためには、とある”おまじない”を教師も含めたクラス全員で徹底して行う必要があるが…

三年三組に年度途中で転校してきた榊原恒一は、何かにおびえた様子のクラスメイトたちの空気に違和感を感じる。クラスメイトの一人、ミサキメイのミステリアスな雰囲気に興味を抱き声をかける恒一だが、彼女は何故か他のクラスメイトから避けられている…そもそも存在していないかのように扱われている。それでもミサキメイに話しかけ続ける恒一にクラスメイトたちが釘を刺そうとした折、クラス委員長が目の前で悲惨な事故で死んでしまう。それを皮切りに三年三組に関わる人間たちが次々と凄惨な死を遂げていく。

果たして、三年三組にかけられた呪いとは何なのか。ミサキメイは何者なのか。そして、三年三組の生徒たちは呪いに立ち向かうことができるのか。

以下はネタバレを含みます。

感想

ホラーとミステリーがここまで見事に融合するなんて…!

何故今まで読まなかったのでしょう…後悔しかありません笑

アニメでも凄惨な死に方がグロテスクですごく印象に残っていたのですが、文章でもグロテスクさが伝わってきますね。

個人的には怖くてしばらく病院のエレベーターは乗れません笑

呪いという逃れようのない理不尽なルールに対し、どう足掻いてもどうしようもないのではないかという絶望感と恐怖はえげつないですね。

ですが、そんな呪いを何とかしようと頑張り、対抗策を見つけて打ち破ることに成功します。

この作品はホラーがベースではありますが、序盤から登場する鳴の机の”死者は誰”という落書きこそが読者へ向けた挑戦状だったのですね!

ここでポイントになるのは呪いの有効範囲であると考えられますが、このことに関しては考察で書いていこうかと思います。

文庫本の上下巻をそろえることで鳴(と思しき少女)の顔が完成するのがとても素敵ですね!

下巻で描かれている左目が人形の瞳ですが、この瞳が呪い解くためのキーになっていました。右側、半身は現実世界に身を置きながらも、左側のもう半身が死者の世界に通じているということを、表紙を正中線で分けることで表現しているのかなとも思いました。

考察

『死者は誰?』ヒントは”呪いの有効範囲”!!

結論からいうと、死者は恒一の叔母であり三年三組の副担任、怜子さんでした。

怜子さんが怪しいと考えることはそこまで難しくないと思うのですが、そこから三神先生に結び付けるのは難しすぎますね…笑

とはいえ、せっかくなので作中に転がっていた伏線からいかにして死者を見つけ出すことが出来たのかを振り返ってみようかと思います!

ヒントはずばり…”呪いの有効範囲”

  • 認知症であると考えられる恒一のおじいちゃんの葬式へ対する過剰な反応
  • 九官鳥のレーチャンの口癖「どーして?レーチャン」
  • インドにいる恒一の父が電話で話した「どんな感じかな、一年半ぶりの夜見山は」

上記の三点が怜子さんが死者である可能性が高いことを導き出すための大きなヒントかと思います。これらの三点は上巻で既に登場している事象であるため、早い段階から怜子さんが怪しいと睨むことが可能です。

また、上記の三点から、

  • 認知症を患っている、動物である等の、客観的に記憶を保持しているか判断することが困難でる対象
  • 夜見山から物理的に距離がある対象

の二点は呪いの有効範囲から除外されることが推測されます。

ちなみに、これは次回作へ向けての個人的メモです笑

関連したヒントが出たらいいなぁ笑

とまぁ、死者が怜子さんなのかもと絞ることは可能なのですが、問題はここからなのです。この呪いに死者として参加するためには条件があります。

①中学時代に三年三組の生徒となり呪いに巻き込まれて死亡

②三年三組の生徒の家族として呪いに巻き込まれて死亡

の二点があります。過去の呪いの話も生徒の中に以前呪いに巻き込まれて死亡した人間が紛れ込んでいる場合が挙げられます。

ここで新たにヒントになるのが三年三組の担任、久保寺先生の自殺です。

この出来事により、生徒だけではなく教員も呪いに巻き込まれることが明らかになります。

ということで、上記の二点に加えてもうひとつ、

③三年三組に関連した教員となり呪いに巻き込まれて死亡

の可能性が追加されます。

①の場合、怜子さんは中学生で命を落としていることになります。そうなると、恒一が0歳の時に死亡したことになり、さすがに恒一も違和感を抱くはずです。そもそも、この場合だと生徒ではなく教師として登場するのではないかと思います。

②の場合、怜子さんの子供、もしくは弟か妹が三年三組となり呪いに巻き込まれたことになりますが、実家で過ごす怜子さんの様子から既婚者やシングルマザーであるとは考えづらく、弟や妹の話題も一切登場しないため可能性は低いと考えられます。

とはいえ、②の場合は記憶の改ざんにより隠蔽されてしまう可能性もあるため、完全に否定することはできません。

最後に③の場合、これは否定する要素が特にありません。

あえて挙げるとすれば怜子さんが家で仕事をしている様子があることですが、本人の「こっちが本業」というセリフと仕事に出勤したり帰宅したりする描写から、もう一つ家の外で仕事をしていることが分かります。その仕事に関しては明らかにされていないため、教師であることを否定することはできません。

怜子さんは教師として死亡説が有力になってきますね!

さらに、キーになってくる事柄があります。

恒一のお父さんの「一年半ぶり」という発言、レーチャンが飼われ始めたのが一年半前、そして、おととし、つまり二年前の三年三組は”ある年”だったこと。

そうです、この「一年半」という期間の一致です。

一年半前、恒一は何かしらの用事で夜見山を訪れています。単に祖父母への挨拶とも考えられますが、その出来事を隠蔽するために介入が入ることこそが、ヒントであることを証明しています。そして、以前から祖父母の元を頻回に訪れているわけではない恒一がわざわざ夜見山に来る理由として、お葬式の可能性は十分あるのです。同じ時期にレーチャンが祖父母宅で買われ始めていることも、祖父母のこころに空いた穴を埋めるためだったのかもしれません。

以上のことから、怜子さんは一年半前に三年三組の呪いに教師として巻き込まれ、命を落としたことが推測可能となります!

そして、この年の三年三組に関わる大人の女性といえば、三神先生しか存在しません。

したがって、怜子さん=三神先生の構図を考えることができます!

…とはいえ、論理的に考えればこれしかないとはいえ、やっぱり同一人物であることを見破るのは難しいですよね…

まとめ

いかがでしたか?

今回は綾辻行人先生の「another」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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