こんにちは、きなこぬこです。

今回は紺野天龍先生の「神薙虚無最後の事件」を読んだ感想についてまとめていきます。

あらすじ

大学生の瀬々良木白兎と隣の部屋に住む来栖志希は、古い本を大切に抱える御剣唯と出会う。唯は父である御剣大が小説『神薙虚無最後の事件』の真相を知ることを望んでいた。実在した名探偵の神薙虚無が実際に解決した事件を御剣大が記した「神薙虚無」シリーズは、十数年前にネット上で神薙虚無の実在が証明できなかったことにより、一般的に神薙虚無は存在しないと認識されていた。大学で名探偵をしている金剛寺煌たちと共に瀬々良木と来栖も真相を考え、それぞれの推理を持ち寄って発表することになる。果たして神薙虚無は本当に虚像なのか?

以下はネタバレを含みます。

感想

作中作の密室殺人の謎を「毒入りチョコレート殺人事件」のよう順番に発表していくスタイル、そして主人公であるはずの探偵は存在しないかもしれない……とてもワクワクする展開でしたね!「神薙虚無最後の殺人」の部分は厨二病っぽい文章で主人公の読みにくいという意見に賛成ですが、トリックは面白かったです!

この物語には大きくふたつの謎がありましたよね。それは①作中作で描かれる怪盗王殺人事件の真相、そして②神薙虚無が実在するか否か、のふたつです。①についてはヒントのリバースクラウンやオルゴール館の特性を十分に考えることができず分かりませんでしたが、②に関しては簡単だったように思います。

個人的に②の真実に気付いたのは怪盗王が御剣大と一対一で話したシーンでの「彼女を守れ」というセリフがきっかけでした。普通こういう場面では相手側の探偵役に向けて何か言伝をしませんか?ということは、神薙虚無=彼女であると推測しました。そして事件発生後に3人乗りであるはずのエレベーターに4人で乗り込んだとき、≪名探偵たち≫側の女性は星河のみだったことから、星河=神薙虚無であることは推理でき、そう考えるとその後のことにも矛盾が生じません。

主人公の推理は割と普通、雲雀の推理は突拍子のないもの、金剛寺の推理は厳しい現実を突きつけるものでしたが、それらの推理を来栖が吸収して最終的に幸せな結末へと着地する過程はドキドキしました!金剛寺が真相に辿り着くと思っていたので真の探偵役が来栖だったことには驚きましたが、おかげで悲しい結末から大逆転のハッピーエンドで読後感が良かったです!

主人公がかわいい女の子に囲まれてちやほやされすぎなのが少し嫌な感じでしたが、ミステリーファンが好きな要素がたくさん詰め込まれた楽しい作品でした!

まとめ

いかがでしたか?今回は紺野天龍先生の「神薙虚無最後の事件」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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