画家が描いた絵ではない絵から本の挿絵まで!背景を知れば美術鑑賞はもっと面白い!収録作一覧あり!「新 怖い絵」中野京子先生 ※ネタバレ注意

こんにちは、きなこぬこです。

今回は中野京子先生の「新 怖い絵」を読んだ感想等についてまとめていきます。

今作は怖い絵シリーズ4作目ですね!

表紙はミレイ作『オフィーリア』です。オフィーリアはシェイクスピアの有名な悲劇「ハムレット」の登場人物で、主人公ハムレットの許嫁です。そのオフィーリアが、水に沈んで死にゆく姿を描いています。何が描かれているのか知ってしまうと恐ろしい絵であることが分かるのですが、彼女の儚く美しい姿には目が惹きつけられてしまいます。

もちろん、この作品の恐ろしさはそれだけではないのですが……

あらすじ

見るからに恐ろしいもの、一見怖いところの見当たらない綺麗な絵だがよく見ると皮肉や寓意が織り交ぜられているもの、恐ろしい歴史的背景を持ったもの、そして画家の強烈すぎる思想が織り込まれたもの…… さらには、殺人鬼まで!様々な「怖い絵」を紹介していくシリーズ4作目。

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以下はネタバレを含みます。

感想

ネタバレについて注意喚起していますが、是非とも中野先生の各作品の紹介を実際に今作を手にとって読んでいただきたいと思っているので、できる限りネタバレがないように感想を書いていきます笑

本当はこの面白い本が教えてくれた知識を披露してしまいたいところなのですが、我慢……笑

怖い絵って、どうしてこんなに面白いのでしょう?私たちは、絵も見る時にその構図や色彩や筆致、さらにはそこに込められた空気感を感じ取ろうとしますよね。もちろんそれだけでも十分に美術鑑賞としては面白いです。ですが、この怖い絵シリーズではもう一歩踏み込んだ絵の見方について教えてくれるんですよね!

絵にたくさんの意味が込められている場合はその解説をしてくれますし、歴史的背景や画家との関係も説明してくれます。それらの情報を提示してくれた上で、じゃあこの絵の怖さは何?と読者に問いかけてくれます。本来は高度な知的な遊びですが、専門知識をあれこれと説明してくれることでそのハードルを下げ、一般人の私達にも絵を読み解くことの面白さをこれでもかという程に教えてくれています!

何だか賢くなったような気分になれます笑

コロナ禍で美術館にいくのもなかなか難しいご時世ではありますが、次に美術館に行くときのために絵画を見る目を養っておくのも良いですね!

今回は フラゴナール作の『ぶらんこ』がお気に入りです。何というか……中世ヨーロッパの倫理観って恐ろしいですね笑

収録作一覧

ここでは今作で解説されていた作品を紹介していきます。今作には全20作が収録されています。

知っている作品が収録されているのなら、是非一読してみてください!見知った作品であっても、今までと絵の見方が180度変わるはずです!

以下は収録順になります。

作品1 フリーダ・カーロ 『折れた背骨』

作品2 ミレー 『落穂拾い』

作品3 フラゴナール 『ぶらんこ』

作品4 バルデス=レアル 『世の栄光の終わり』

作品5 ジロデ 『眠るエンデュミオン』

作品6 シャガール 『ヴァイオリン弾き』

作品7 ブグロー 『ダンテとウェルギリウス』

作品8 ドレ 『ジュデッカ/ルシファー(『神曲』地獄篇〈第34歌〉)』

作品9 フリードリヒ 『ブナの森の修道院』

作品10 ドローネー 『ローマのペスト』

作品11 ゲイシー 『自画像』

作品12 ティツィアーノ 『パウルス三世と孫たち』

作品13 ミレイ 『オフィーリア』

作品14 ダヴィッド 『テルモピュライのレオニダス』

作品15 レーピン 『思いがけなく』

作品16 モネ 『死の床のカミーユ』

作品17 マルティノー 『懐かしい我が家での最後の日』

作品18 カラヴァッジョ 『洗礼者ヨハネの斬首』

作品19 ブラウン 『あなたの息子を受け取ってください、旦那さま』

作品20 ゴヤ 『鰯の埋葬』

……あなたが知っている作品はありましたか?

まとめ

いかがでしたか?

今回は中野京子先生の「新 怖い絵」についてまとめさせていただきました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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